【新人転職エージェント向け】面談時に、転職者の本質を見抜くためのポイントや質問方法をレクチャーします

こんにちは!人材紹介事業の支援をしているアクシス株式会社の海老原(えびはら)です。

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転職希望者と登録面談を行う転職エージェントは、転職希望者のスキルや経験、希望を確認するとともに、「転職に関する本気度」を計らなければいけませよね。

いくらスキルや経歴が素晴らしい方でも、転職意欲が低かったり短期的な転職を考えていないのであれば、短期的に注力して案件の紹介を行ってもすぐに成果を出すことはできないからです。ここでは、転職希望者を面談するときに転職意欲を見抜く方法を紹介します。

転職エージェントが面談の時に忘れてはいけない転職意欲の「温度感」

転職希望者が人材紹介会社に訪問するのは当然「転職したい」という気持ちを持っているからになりますが、その意欲はいくつかのパターンによって分けられます。

「すぐにでも転職したいのか」

「ある一定の時期までに転職したいのか」

「いいところがあれば転職したい」

「とりあえず転職市場の話を聞いてみたい」

転職エージェントは面談でその方の転職意欲を計りグルーピングを行い、今後の紹介をどう進めるかを決定してください。

転職希望者の意欲を見極めるために必ず押さえておくべきポイントとは

では、転職エージェントが面談で転職希望者の転職意欲を計るためにどのようなことを確認すればよいのでしょうか。

確認事項を紹介します。いくつかの確認を行うことによってその転職希望者の転職意欲を判断してください。

いつまでに転職をしたいと考えているのか、の確認

離職中や退職が決定している方であればすぐにでも転職したいと回答するでしょう。

もし転職希望者が在職中であれば具体的な退職時期をイメージできているかをしっかり確認してみてください。「転勤が〇か月後に決定しているのでそれまでに」という類の回答であれば意欲は高いと言えます。

しかし、「自身の年齢が変わらないうちに」「年度の期の切り替えの時期に」「今担当しているプロジェクトが完了してから」と具体的な転職時期のイメージをお持ちの方は意欲はあるものの、自身の持つ希望(会社の内容、仕事内容、勤務地、待遇)を全てクリアしている案件でないと受験しないでしょうし、最終的に内定が出ても転職をしないかもしれません。

転職活動を行っている回数や期間、具体的な活動状況の確認

登録面談では、転職希望者に初めての転職なのかそれとも何回目かの転職なのか、いつから転職に関する情報収集を開始したのか、人材紹介会社には何社登録して面談まで行ったのか、求人企業には何社応募して面接まで行ったのはそのうち何社なのか、内定が出たのは何社なのか、転職希望者の転職活動の期間や今までの活動状況は細かく確認してください。

在職中で初めての転職、退職時期も決まっていないのに活動を開始したばかりの方であれば、よほど現状よりよい条件でないと案件を紹介しても応募に至ることはありません。また、転職活動を開始してから一定期間経過している方の中で、一定の経歴とスキルを持っているにもにも関わらず一社も応募もしていない、という方は転職に対する意欲がそれほど高くない、と判断していいでしょう。

ただ、初めての転職で活動を開始してそれほど時間が経過していなくても積極的に応募されている方は存在しますので見極めが必要です。

転職活動を行っていることを家族は知っているのか、了承を得ているのかの確認

転職希望者に家族がいる方であれば、転職はご自身の意向だけではなく家族の意向を無視することはできません。特に転職希望者が世帯主の方であれば、いくらキャリアアップやスキルアップが実現する転職でも奥様の同意を得ない限り転職することはできないでしょう。

転職活動を行うことに配偶者に話していて同意を得られているのかどうか、転職活動自体に了承を得ていたとしても待遇面に関して配偶者はどう考えているのか、転職活動を行うことを家族にはまだ話していない方であれば、面談で家族の存在を意識させることが必要です。

「ご希望の職種ではあるものの初年度の年収は現職より低くなったとしても奥様はご納得頂けますか?」「現在は上場企業にお勤めですが、もしベンチャー企業に転職されたとしてご家族の同意を得ることができますか?」といった質問をぶつけてみるのもいいでしょう。

登録面談後のレスポンスで判断をする

面談で盛り上がってもその後のレスポンスが悪い、ということはよくある話です。面談で転職希望者に宿題を与え、そのレスポンスの速さで本気度を計ることができます。

宿題とは、案内した案件の応募の可否、履歴書や職務経歴書の作成依頼、もしくは職務経歴書の修正依頼などです。

転職意欲の高い方であれば、案内した案件に応募するのであればすぐに応募の意向を表明しますし、たとえ応募をしなくても応募しない旨を数日以内に連絡してくるはずです。また、書類の作成や修正に関しては時間がかかる方もいるので、翌週の休日明けまでに連絡をしてくれば本気度が高い方、と言えます。

まとめ 転職エージェントが転職希望者の本質をしるためには

面接時に転職希望者の本質、特に転職活動に対する本気度を確認するためにのポイントを紹介しました。

転職エージェントは、担当する登録者が本気で転職活動に取り組んでいるかどうか、いつ転職したいのかの時期を見極めるのは非常に重要です。

ただ、登録者からの本音を引き出せるかどうかは結局のところ「信頼されているかどうか」です。

信頼されるキャリアコンサルタントであればたとえすぐに転職を希望していない方でも転職のタイミングのときには必ず相談されるはずです。

登録者の本質知るには、まず転職希望者に寄り添い信頼されるキャリアコンサルタントになってください。

弊社ではそのサポートができたらと考えております。

Callingoodでは、共にサービスを大きくしていくパートナー様(転職エージェント様)を募集しています。

ご興味がある方はお気軽にご相談頂けますと幸いです。

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海老原 舜

エージェントサポートdiv.マネージャー  新卒領域の人材紹介会社の人事を経験後、新卒紹介事業のキャリアアドバイザー、法人営業を経験。 新卒採用において多岐にわたる業界、企業の採用支援に携わりながら、学生のキャリア形成を手がける。 その中で現状の新卒市場に課題を感じ、アクシス株式会社にジョイン。 転職エージェント向けの新規事業の営業マネージャーに就任。 人材紹介会社向けにインターネットを活用した集客支援・ブランディング支援を行う。 日々多くの転職エージェントとお会いしながら、彼らの課題解決のために奮闘中。

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エージェントサポートdiv.マネージャー  新卒領域の人材紹介会社の人事を経験後、新卒紹介事業のキャリアアドバイザー、法人営業を経験。 新卒採用において多岐にわたる業界、企業の採用支援に携わりながら、学生のキャリア形成を手がける。 その中で現状の新卒市場に課題を感じ、アクシス株式会社にジョイン。 転職エージェント向けの新規事業の営業マネージャーに就任。 人材紹介会社向けにインターネットを活用した集客支援・ブランディング支援を行う。 日々多くの転職エージェントとお会いしながら、彼らの課題解決のために奮闘中。