こんにちは!人材紹介事業の支援をしているアクシス株式会社の海老原(えびはら)です。
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推薦件数は多くてもなかなか内定まで至らないことに悩んでいる転職エージェントは多いのではないでしょうか?
日々のアクティビティにおいてKPIを意識することは目標達成に不可欠ですが、人材紹介業は紹介した登録者が入社しない限り売上はゼロです。
いくら紹介しても成約に結び付かなければモチベーションも下がってしまいます。一件でも多くの成約を獲得するために、推薦から内定率を改善するためのコツを紹介します。
目次
転職エージェントが内定率を上げるためのコツ ①書類選考編

当たり前の話ですが、内定率を上げることは推薦した登録者が採用選考に合格する数を増やすことになります。選考に合格するには、書類選考を通過すること、さらに複数回の面接に合格しなければいけません。
内定率を上げるためには書類推薦の際に工夫をすることと面接対策をしっかり行うことが必要です。
まずは書類選考通過率を上げるために必要なコツを紹介します。企業に登録者を推薦する際には機械的に行うのではなく、下記のことを意識してください。
急募案件、リレーションの取れているクライアントの案件に注力して書類推薦を行う
書類選考が通過する条件は、「企業の求める要件と登録者の経験が合致していること」が最低限ですが、さらに「クライアントが困っている案件」であればクライアントは一日でも早く面接を実施したいはずですし、多少応募要件と異なる経歴の方でも面接で判断してくれる可能性は高いでしょう。
次に、リレーションの取れているクライアントであれば、推薦した登録者の書類では伝わらない良さや強みをアピールすることができますので、他エージェントから推薦された候補者よりも有利に書類選考を進めることができるはずです。
さらに、リレーションの取れているクライアントであれば、多くのエージェントには依頼せずに任せてくれることもあるでしょう。こういった「独占案件」は自社の登録者だけで採用が決定する確率が高い案件です。是非注力してください。
書類選考を行う際に職務経歴書を確認し、内容によってはカスタマイズを行う
人材紹介業での一般的な推薦作業は、求人の依頼を企業から受ける→自社のDBから登録者をピックアップして案件を案内する→応募承諾が取れたら推薦をする、といった流れになりますが、候補者の書類を預かった状態のまま企業に推薦していないでしょうか?
推薦前には必ず内容を確認してください。
推薦する登録者は企業の募集要件と合致しているでしょう。
しかし細かい内容、例えば預かった書類が古い書類で日付や年齢が古いまま、希望職種が他社に応募したままになっている、といった点を人事担当者はしっかり見てます。細かい点ではありますが、登録者の志望意欲に疑問を持たれてしまい選考が通過しないこともあります。
職務経歴書の内容次第では、添削や加筆を行うこともおすすめします。例えば、企業が必要としている要件の経験を強調する内容に変えたり、登録者にお願いして内容のボリュームを増やしてもらう、などです。アピールポイントを強調することは問題ありませんが、くれぐれも虚偽や詐称を行わないようにしてください。
転職エージェントが内定率を上げるためのコツ ②面接編

次に内定率を改善するための面接対策について説明します。ポイントは「登録者に面接に臨む意識をしっかり持ってもらう」ことと「事前準備(面接対策)を行う」ことです。
登録者に「面接は選考である」との意識付けを行う
中途採用の面接は「企業と登録者、お互いが合うかどうかの確認する場」ですし、いわゆるお見合い的な意識で面接に臨む登録者も多いでしょう。しかし、「応募者が企業に対して「入社するか否か」の選択権は「内定が出てから」初めて発生します。あくまでも「選考」であることを登録者に強く意識させましょう。
登録者と一緒に事前準備(面接対策)を行う
面接で企業から登録者への質問はほぼ同様です。
「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「ご自身の強み(や弱み)」「現在の年収と希望年収」「入社可能日」「(企業に対する)質問」です。推薦した登録者が面接に臨むことになったら、登録者が想定質問にどのように回答するかを確認してください。
登録者が「この質問に対してこのように回答すれば問題ないだろう」と思っている内容が、実は具体性がなかったり、矛盾していたり、企業の希望に沿わなかったり、ということはよくあります。回答を事前にすり合わせすることによって修正が可能です。
想定質問の回答を確認する際は、口頭で行うのではなく、書き出していただきチェックすることをおすすめします。
回答内容を把握した上で面接対策の打ち合わせができることに加え、回答を文章にすることによって内容が頭の中で整理され、面接でスムーズに受け答えができるという登録者へのメリットもあるからです。
まとめ 人材紹介業務で推薦からの内定率を改善させるために

転職エージェントが推薦から内定率を上げるためのコツを紹介しました。中途採用は新卒採用と異なり、企業の求める経験と登録者の経歴が合致しているかどうか、相性が合うかどうか、というポイントで選考を行います。
「経歴が合致しないから」「相性が合わないから」「他候補者と比較して」という理由で選考が見送りになるのは仕方がありませんが、それ以外の理由、例えば書類の不備や準備不足、面接に対する姿勢といった理由で見送りになることは非常にもったいない話です。
このような理由での選考見送りは、全てとは言えませんがエージェントの意識次第では修正ができますし、改善できればきっと内定率も改善できるでしょう。
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海老原 舜
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